みんな大好き！布団の干した後の匂い！あれの正体って？

みなさんどれくらいの頻度で布団を干していますでしょうか？家族暮らしであれば毎週１回程度でしょうか？単身者ならなかなか腰が重くなって各シーズンごとくらいかもしれませんね。でも、布団を干した後のお布団って凄くいい匂いがしませんか？あの匂いって一体なんなんでしょうか？今回は布団の干した匂いについてまとめてみました！

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布団を干した後の匂いはお日様の匂い？

布団を外に干して取り込む。もうこの取り込む作業の時に布団と体を密着させてる時からなんともまぁいい匂いがしています。そのまま床に放り投げて倒れ込むように干したての布団に身を委ねるなんて最高の瞬間です。そのいい匂いを形容する言葉がありますね。「お日様の匂い」いい表現ですね。いい表現なのですが…実はあの匂いは、お日様の匂いで無いのです。まぁ耳馴染みのある言葉なのでなんとなく「そうかな？」なんて思ってしまいがちですが、そもそも論、お日様は匂いなんて発していませんし、もし匂いを発していたならば地球上のすべてのものに匂いが移っているはずです。それでは一体なんの匂いなんでしょうか？みなさん、こんな説を聞いたことがあるのではないでしょうか。

布団を干した後の匂いは布団の住人の死臭？

布団の匂いはお日様の匂いの次に聞いたことがあるのでは無いでしょうか？あの匂いは布団に住む住人の死んだ匂いだという説を…そう、あのいい匂いの正体は「ダニの死骸や糞が燃えた匂い」だという説です。みなさん一度は聞いたことがあるのでは無いでしょうか？布団にはたくさんダニが巣食っているというのは悲しいですが事実であります。そして、あまりにも布団を洗濯したり干したりしなかったら、ダニに噛まれて体が痒くなるなんてこともあります。そんなダニの巣窟である布団を干すとそのダニの死骸や糞が日光によって焼け、香ばしい匂いが立ち昇ってくる。その証拠に新品の布団を干してもそんな匂いがしなかったという実例まで存在しています。「え？ということは私たちはダニの匂いをいい匂いだと思っていたの？」なんて思われるかもしれませんが、その噂はデマなのです！

布団を干した後の匂いの正体、実は！？

ダニの匂い理論は非常に最もらしい理論に基づいています。しかし、真実は違います。鐘紡化粧品研究所と経済産業省生命工学工業技術研究所の両者が、干した洗濯物から香ってくる、いわゆる「太陽の匂い」を人工的に作成することに成功したのです。その研究によると、あの匂いの正体は洗濯してもなお布に残る、汗や脂肪などの人間から付着したものや、洗剤などの成分が、お日様の元で干すことによって光や熱により分解された後発生するアルコールや脂肪酸などの揮発物質だったのです。その揮発物質の匂いがいわゆる「太陽の匂い」だったのです。この研究によって太陽の匂いで無いことがはっきりとしてしまいましたが、ダニの死臭なんかでも無いこともはっきりしました。

布団を干した後の匂いはなんでいい匂い？

あのいい匂いの正体がわかって安心しましたね。これからはあの匂いに包まれてぐっすり眠りましょう。ほんとにぐっすり眠れる…しかし、じゃあなんであの匂いってあんなにいい匂いと感じるんでしょうか？それにもしっかりと理由があります！お天道さまによって分解された自分の汗・皮脂の匂いを嗅ぐと脳のリラックスさせる作用があるということがわかったそうです。なんと、その匂いを人工的に再現し、化粧品などの一部に使用されていたりもするのです。またヒーリング効果を狙ってアロマテラピーとしても力を発揮するそうです。そうとわかればなるべくこまめに布団を干して、良質な眠りについていきたいですね。それにそんな副産物がなくても布団をこまめに干さなければいけない理由も存在します。

布団の干し方

布団を上げることなく敷きっぱなしにして平べったくなった布団を万年床なんて言い方したりしますが、そのいい匂いの元になる皮脂や汗が染み込んでしまっています。自分から発生した湿気によって雑菌も繁殖しますし、何よりもダニの温床となります。そしてダニの糞によってダニアレルギーを引き起こす可能性もあるのです。ダニを殺すだけであれば布団乾燥機による乾燥で死亡しますが、糞は残ってしまうので洗濯して干してください。また干し方ですが、1時間程度でひっくり返すということを大事にしてください。なぜならば、太陽による殺菌効果は当たっている表面にしか無いためです。これを守って自分の寝床の侵入者を退治しちゃってください！

まとめ

自分の匂いをいい匂いと感じるなんて、なんだか人体の不思議で面白いですね！ダニとおさらばしていい眠りで毎日元気に過ごしましょう！