観葉植物を室内で育てる時の虫の駆除方法とオススメ予防法!
2020/02/17
部屋の中にいつの間にか入り込んでいる虫。小さなコバエから人々が嫌いな虫NO.1とも言われているゴキブリまで、その種類は様々です。そして、部屋の中に現れる虫は住んでいる環境によっても種類が変わってきます。例えば都会の高層マンションの中と森の中の家では出てくる虫は全く違います。室内に虫が入る原因は食べ物がほとんどで、意外と見落とされがちな原因が観葉植物です。観葉植物に付く虫もいろいろな種類がありますが、今回は室内の観葉植物に見られやすい虫についてまとめてみました。
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室内の観葉植物につく虫と原因
ここではまず、室内の観葉植物によく見られる虫の代表的なものをまとめてみました。虫によって対処法が変わってきますので、ご自分の育てている植物の虫にはどの方法が有効なのか確認しましょう。繁殖力が強い虫は、増え方も尋常じゃないくらい早いので、あっという間に虫で覆われてしまうことも。虫を見つけたら、とにかく早く駆除しましょう!!
・コバエ …コバエはショウジョウバエ、ノミバエ、キノコバエなどたくさんの種類があります。室内にコバエがいる場合、観葉植物が呼び寄せている可能性大です。観葉植物に使われている土の中には有機肥料を混ぜたものも多く、実はこの有機肥料こそがコバエを発生させる原因となっていたりもするのです。有機肥料とは、油粕や鶏糞、魚粉など、植物性または動物性の有機物から作られた肥料のこと。これらは、植物に必要な栄養を長期間にわたって与えることができるので人気のある肥料です。
しかし、材料を見ればわかるように、臭いの強いものが多いので室内で使用すると臭いが出てしまう上に、腐ったものが大好きなコバエの格好の餌となってしまいます。その他、受け皿に水を溜めたままにしている、水を与え過ぎて土が常に湿っている状態なども発生の原因です。コバエは土の表面に卵を産み付けます。一度発生し卵を産むと1週間ほどで成虫になるので、腐った植物や土はこまめに捨てましょう。
駆除の方法としては、土の表面の2~3㎝ほどを全部捨てるか、鉢ごと水に浸けて浮いてきた卵や幼虫を取り除いて駆除します。土を取り除いた部分には、無機質の赤玉土を足せばOKです。薬剤で駆除する場合は、コバエ駆除用の水溶液を水で薄め、水やりの際に土の表面全体にしっかりと与えれば土の中の幼虫や卵を全滅させることができます。日頃から受け皿の水はこまめに捨てて、きちんと土が乾いてから水をあげるようにするとか、霧吹きで葉水を与えるようにすると発生を防ぐことができます。もちろん、外からの侵入を防ぐことも必要なので、窓を開ける時は網戸をきちんと閉めるようにしましょう。
・ハダニ …ハダニは葉の裏側ついて栄養を吸収し、植物を弱らせます。そのまま放っておくと葉が変色したり枯れてしまったりする恐れがあります。ハダニはクモの仲間でとても種類が多く、大量に発生するとクモの巣のような状態になることもあるので早めに駆除しましょう。あらゆる観葉植物につきますが、主に、ヤシ系、ドラセナ系、シダ系を好んでつく傾向があります。対処法としては、水に弱いので葉の裏側に霧吹きで水をかけることで予防できます。水で洗い流すのもOK。ハダニは気温が高く乾燥した時期が続くと発生しやすくなります。こまめな葉水や枝葉を剪定して風通しを良くしておくことで予防できます。
・アリ …アリは駆除が難しい虫の一つ。観葉植物の土の中に巣を作ることもありますし、アブラムシが出す甘い汁を好む種類もあります。観葉植物にアリがついていたら、手に負えなくなって植物を処分することにならないよう早めに駆除してしまいましょう。駆除の方法としては、アリ駆除用のスプレーなどを使うか、駆除剤を薄めた水に鉢ごと沈めて10分ほど浸しておくと一斉に駆除することができます。アリはどの鉢に巣を作っているのか特定するのが難しいため、気になる鉢すべてに駆除対策が必要です。アリは、お菓子やパンのくずなどを求めてやってくることもありますので、部屋の掃除をまめにしておくことも重要な予防策の一つです。
・カイガラムシ …枝、茎、葉などに発生し、見た目は白っぽい貝殻のような物質で覆われた虫。そのまま放っておくとすす病の原因にもなってしまいますし、殻に覆われた成虫は殺虫剤が効きにくいので駆除をするのにとても手間がかかります。ですが、幼虫は殺虫剤が効きやすいで、見つけたらとにかく早めに駆除してしまいましょう。カイガラムシは植物の樹液を吸って植物を枯らしてしまう害虫です。そして、植物につくと、白い斑点のように見えてとても気持ち悪い見た目になります。駆除するときは、数が少なければ歯ブラシでこする、またはピンセットで取り除くことができますし、虫が付いている枝を切り落とす方法も◎カイガラムシの成虫でも効果のある殺虫剤もあります。
・アブラムシ …アブラムシはメスだけで卵を産むことができ、産卵期の春や秋には毎日卵を産むため、あっという間に増えてしまいます。群れで新芽や若葉について食害します。さらに、ウイルス病を媒介、排泄物がアリを誘引する、すす病が発生など、深刻な二次被害を生む恐れがありますので、見つけたら早急に駆除しましょう。駆除の方法としては、ベランダや外で勢いよく植物に水をかけて流し飛ばす、鉢ごと水に浸けて洗い流す、濡らした布や紙で拭き取る、ガムテープでペタペタとくっつけて取る、ピンセットで取る。牛乳と水を同量で割ったものをスプレーする方法や殺虫剤で瞬殺という方法もあります。すす病になってしまうと治すことはできないので、病気を防ぐには原因となる虫をやっつけるしか方法がありません。もしくは、あまりオススメはしませんが…アブラムシが大好きなテントウムシを与えてみるというのもあります。アブラムシは繁殖力も強い上に二次的被害も大きいので、見つけたらすぐ対処することを強くお勧めします。
薬剤を使わずに虫を退治する方法
家族に小さな子供がいるとかペットを飼っていたりすると、室内で薬剤を使うことは少し抵抗がありますよね。そこで、薬剤を使わなくても虫を退治できるオススメの方法も併せてご紹介いたします。人にも動物にも植物にも安心安全な虫の駆除方法、それは「木酢液」を使うことです。木酢液は、炭を作るときに発生する煙を冷却して液体にしたもので、木酢、木酢酢などとも呼ばれています。
ちなみに、竹酢液は木酢液と同じように竹炭の制作過程で作られる液体です。どちらも約200種類もの成分が含まれていて、原液を薄めて使います。木酢液は、主に殺菌、動物忌避、防腐作用、病害虫防止、防除などの作用が強いです。竹酢液は、消毒、殺菌、防カビ、防腐、サルモネラ菌抑制、農薬中間体などの作用があります。室内の観葉植物に使用するには、木酢液を使う方が効果的。ペットを飼っている方なら、ペットが植物をかじったり鉢土をいじったりするなどのいたずら防止にもなりますよ。
ただし、動物や虫が苦手とするほど臭いがかなり独特で、平気な人と苦手な人がはっきり分かれます。臭いとしては、煙から作られるものなので燻製の臭いですが、炭の原料によって臭いが異なります。もともと薄めて使うものなので実際に使う時は臭いが薄まりますが、それでも苦手な人はより薄くして使って少しずつ慣らしていくと良いかと思います。お風呂に入れたりもできるほど安心安全なので、一度試しに使ってみてはいかがでしょうか。
室内の観葉植物を虫から守るには
室内に虫を入れないようにするのが一番いいですが、正直それは現実的ではありません。では、どうすればいいのかというと、部屋を清潔にすることがまず一つ。そして、観葉植物を虫が近づかないような環境に整えることです。特に観葉植物に虫が付かないようにするには、土選びは重要です。土には虫が大好きな有機肥料が混ざっていることもあるため、無臭の有機肥料に変えてみる、もしくは有機肥料程の持続力はないですが化学肥料に変えてみてください。それでも心配な場合は土殺虫剤を利用してみても良いと思います。その場合は、予防したい虫によって薬が変わりますので、お店の人に聞いてから買うようにしましょう。
それから、土の中の環境を清潔に保つことが大切なので、水はけの良い土にしてください。土を鉢の中に入れたままにしておくと、土が固くなったり水はけが悪くなったり水をきちんと吸収できなくなったりしてしまいます。生育期に新しい土に植え替えることで、土壌を健康で清潔な状態にリセットすることもできますので、虫を寄せ付けないようにするには適度な植え替えも必要なのです。それは同時に、植物に必要な栄養を与えられ、健康で丈夫に育てることができるということにもなります。虫を寄せ付けないような理想的な土の状態は、フカフカ柔らかい土であること、排水性が良いこと、通気性がよいことです。
ちなみに、腐敗土は水が溜まりやすいので扱いには注意です。土が状態の良いものに整えられたなら、後は鉢の受け皿を綺麗な状態に保つようにしましょう。虫は水辺を好みますので、受け皿に水が溜まっていると虫は喜んで寄ってきます。植物の根腐れを防ぐこともできますので、溜まっている水はこまめに捨ててください。あとは、植物の葉っぱにホコリがついていたらすぐ拭き取り、葉水を与えます。葉水を与えることで虫の予防だけでなく水分補給や艶を与えることができます。
室内でも安心!オススメの土
室内でも臭いや虫の心配がなく安心して使える、オススメの土をいくつかご紹介しますので、虫対策や植え替えの参考にしてみてください。先ほどもご説明した通り、室内の観葉植物に虫を寄せ付けないようにするには、土の環境を整えることが必要です。なので、ここでは臭いがなく、排水性、通気性が良く、適度に保水力のある土をご紹介します。部屋の状態や植物の種類に合わせて、土を配合してみてください。
・腐葉土 …まず、基本となる土にはこの腐葉土を使います。腐葉土は落ち葉を堆積させて作る有機質用土ですが、肥料はほとんど含まれていないので臭いの心配はありません。落ち葉が原料なので、とてもフカフカの植物好みの土にすることができます。
・赤玉土 …腐葉土に混ぜてつかう赤玉土は、とても種類が豊富で粘土土の赤土を粒状にしたものです。使っている粘土土やメーカーによって質や硬さが変わりますので、気になる方は実際に店頭で手に取り触って確かめてみてください。赤玉土は通気性・保水性などのバランスが良いので園芸には欠かせない土の一つです。
・鹿沼土 …鹿沼土は、その名の通り栃木県鹿沼の地中深くでとれる土。軽石に近い性質を持つ土で、通気性・保水性がとても良い用土です。赤玉土と並んで園芸に欠かせない土です。
・バーミキュライト …バーミキュライトは、天然のケイ酸塩鉱物から作ります。作られる工程で、アコーディオン状に膨れ上がる形になり、その姿が蛭(ヒル)に似ているため苦土蛭石(くどひるいし)とも呼ばれます。アコーディオン状の隙間に水分を蓄えられるので、保水性に優れています。高温で作られるため無菌で、清潔な土を保つことができます。基本用土の2割程度の量を混ぜて使います。
・パーライト …原料は主に黒曜石か真珠岩です。黒曜石パーライトは、透水性、水はけに優れ、排水性、通気性抜群です。さらに、普通の水をミネラル水に変える性質があるため、根腐れ防止の効果もあるといわれています。真珠岩パーライトは、黒曜石に比べて水分量が多いため保水性が高いです。ですが、黒曜石パーライトと同じように、気泡をたくさん含む作りの土なので、透水性、通気性も高くなっています。鉢底に全体の1~2割程度の量を入れて使います。
・ピートモス …水苔類のような水気の多い場所で育った植物を脱水、粉砕して作られた土。吸水性に優れているので、水持ちをよくするための土として使われます。有機質は有機微生物を多く含むので栄養のある土を作ることができます。とてもフワフワした土なので、根にしっかりと水を与えてくれます。
これらの土を観葉植物の特徴に合わせて配合し、適切な水やりと清潔な環境、定期的な植え替えを行いながら、自分の部屋と植物を虫から守りましょう!
土の管理が苦手な人にはこの土!
土の管理が上手にできれば、植物の元気に生き生きと育つでしょう。大きく成長させたい場合や、大きな植物を置きたい場合には土での管理が必須です。しかし、土の管理が難しい、苦手、あまり大きくさせたくないという場合には、土を使わない育て方もできますよ。ハイドロボールという人工の土を使えば、土の管理だけでなく水やりも簡単ですし、もちろん虫が湧く心配もありません。ハイドロボールとは粘土を高温で焼いて発泡させたボール状の石。透明の鉢植えに入れるととってもオシャレです。無臭、無菌なので虫が寄ってくる心配はありませんし、保水性があるので、水やりの頻度も少なくてOK。
しかし、根腐れが起きやすく、日光に当てすぎると苔や藻が発生してしまいます。そうなると、見た目が汚くなってしまいせっかくのインテリア性が下がってしまうことも。なので、あまり日光に当てなくても育つ、耐陰性の高い植物向きの土です。耐陰性の高い植物というと、ポトス、テーブルヤシ、ガジュマル、モンステラなどがあります。ハイドロカルチャーで育てる場合は、液体肥料や活力液で栄養を与えましょう。ボールが汚れてきたら洗えばまた使えますので、経済的!ハイドロカルチャーで育てる時のコツは、水の量を容器の3分の1くらいに留めておくこと。定期的にボールを洗ったり水を交換したりして清潔にすることです。鉢の中の水が汚れたままにしておくと根腐れにもなりますし、臭いも出てしまいます。そうなると、せっかく虫が湧きにくい土を使っていても虫を呼び込むことになってしまいますのでご注意を。
まとめ
植物を育てるとどうしても虫の問題は出てきてしまいますが、外で育てる物よりも遥かにお手入れは簡単。ですが、ちょっとでも虫が発生したら、とにかくすぐに対処した方が被害は最小限で済みます。ご紹介した木酢液は、なかなか優れものなので個人的にはオススメです。ただ臭いが…。燻製やウイスキーなどお好きな方、それらの臭いが平気な方は問題ないでしょう。ペットと小さいお子さんは、間違いなく眉間にしわが寄る臭いです。しかし、その臭いこそが虫を避けるのに一役買っていますし、臭いが気にならない程度に薄めてこまめに植物に与えれば大丈夫だと思います。人への健康作用に効果があるとも言われていてお風呂に入れたりもできますので、ぜひ一度試してみてください。