【山泊登山のステージへ】持ち物を厳選したい小屋泊テント泊
2019/11/28
山行をかさね登山スキルも上がり、それに伴い装備も徐々に整ってきた所で、次にやってみたいのは、やはり山小屋泊やテント泊ではないでしょうか。山で過ごす夜っていったいどんな物なんだろうと、考えるだけでわくわくしますよね。今回はそんなみなさんに山小屋、テント泊での基本的な持ち物を調べてみました。
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山小屋泊登山の持ち物を選ぶ前に
山行を重ねるとやはり挑戦したくなるのが山での宿泊。最初の宿泊におすすめするのは山小屋泊。やはり自分の力量を知るためにも、いきなりテント泊に挑む前に、最初に山小屋泊でどの程度の持ち物の重さに耐えられるかを把握するのは重要な事です。そして山の夜の魅力を知るにも山小屋は最適な場所となります。
都会では見る事のできない天の川などの星々。そして虫や動物の鳴き声をまじかに聞く事は、普段の生活とかけ離れた、山に来てこその醍醐味でしょう。最近の山小屋は顧客満足を追求しているところが多く、食事においてはまるでレストランの様な美味しい豪華な料理が出てくるところも。
また、その土地ならではの名物が出てきたり。ワタシのお気に入りの尾瀬の山小屋ではヤマメの佃煮が名物で、日中尾瀬の川を泳ぐヤマメを見ていたと思ったら、その晩小屋でのお料理にヤマメが出てきて舌鼓を打つこともあります。そんな小さな思い出も登山だからこそ味わえる事ですよね。
山小屋泊登山に適した持ち物
山小屋のタイプはいくつもあります。食事と寝具の提供のある小屋から、食事などの提供のない小屋番さんがいるだけの小屋。営業なしで小屋番さんもいない無人小屋など、それぞれに楽しみ方が違う小屋泊は私たちの山行にバリエーションを与えてくれます。食事の提供のある営業小屋では布団も完備していることが多く、持ち物も日帰り登山に着替えと夜の寒さ対策のフリースや軽量ダウンをプラスする程度なので、日帰り登山からのステップアップに向いています。
食事の提供のない小屋では布団が備えられている場合もありますが、多くの小屋では食事と寝床は自分でまかなわないといけない場合があります。そうなると必要なのがコッヘルやストーブ、鍋などの調理器具と食材。調理器具はアルミやチタンを素材にした軽量コンパクトな物が沢山あります。食材と一緒に保冷バックにコンパクトに収納すればザックの中にキレイに収まります。寝床が必要な場合にはシュラフとマットが最低限必要になります。シュラフには化繊とダウンがあり、好みにもよりますが軽量なダウンがおススメです。
また耐久温度別にも種類がありますので登山洋品店の店員さんに相談に乗ってもらいましょう。荷物が増えればザックの容量も必要となります。自分の目指す小屋泊のイメージを明確にしてこちらも店員さんに相談しながら30から40リットル程度のザックを買い求めましょう。最後に荷物が重くなる小屋迫テント泊では登山靴もしっかりしたものが必要となります。ソールが硬く足首をしっかり固定してくれるものが疲れにくく歩きやすいでしょう。
次の登山ステージへ。テント泊のためのテント選び
いよいよテント泊に挑戦。テントには形状、対応人数、重量など様々な種類があります。高価なテントを選ぶには沢山情報を集め、自分の登山スタイルや人数などから慎重に選びたいものです。ここでも登山用品店の店員さんの意見は重要となります。まず、あなたのテント泊スタイルはどの様な物でしょう。
例えばワタシの場合は夫婦2人でのテント泊が主流です。なので2人でも居住性の高いテントを選びました。ここで気を付けたのは2人の荷物をおいても窮屈にならないスペースの確保。そのためずばり2人用の物ではなく、あえて2~3人用の若干広めのテントを購入。また入口の形状や位置にもこだわり、最終的に日本の誇るテントメーカー、アライテントの「トレックライズ2」を選びました。
また、持ち物が多く重量も重くなりがちなテント泊に心強いのが超軽量テント。最近は驚くほど軽いテントが多数販売されています。ビッグアグネスと言うメーカーの「フライクリーク」はその重さ1kgにも満たないものがあります。ですが、これ等は生地が薄く弱いため、ある程度使い慣れた方向きのテントとなります。自分の登山スタイルだけでなく力量も冷静に判断しながら最適な物を選びたいものです。
必要な持ち物は?基本のテント泊グッズ
いよいよテントもシュラフも調理器具も揃った所で、さらにテント泊を快適にしてくれる便利グッズを揃えましょう。日帰り登山でもヘッドランプは必携ですのでこれはすでにお持ちでしょう。これに合わせて欲しいのがランタンです。こだわり派の方はガスランタンなどを好むかもしれません。持ち物は出来るだけ軽量にと思う方はスノーピークのLEDランタンなどがおすすめです。
またガスや電池式意外にもキャリー・ザ・サンのソーラーランタンなど災害時でもバッテリーを気にせず使えそうな物まであり、ランタンにも選択肢が沢山あります。汗を沢山かく登山においてはタオルやウェアを干すための細引きもあると便利です。またテント場から頂上を目指す時に便利なのが軽量なアタックザック。寝袋やクッカーなどはテント内に置いて、頂上には必要な持ち物だけをアタックザックに入れていけば更に登山が楽になります。
登山で楽しむ、山で作る料理のための持ち物
インスタグラムやフェイスブックを見ると登山サークルや山ご飯サークルなどを目にすることができます。いずれも登山を満喫している写真や情報ばかりでとても参考になりますし、見ているだけで楽しい時間を過ごせます。見ているだけで楽しくなるのですから、自分でも山ご飯を作って楽しんでみてはいかがでしょう。
たしかに持ち物が増えて重くなりますが、静かな山の中で、バーナーの火を見つめながら料理の音に耳を澄ませて作った山ご飯は格別の味に違いありません。最初は難しい物を作る必要はありません。簡単に出来る物でも山の自然が最高の味付けになることでしょう。また食後は手挽きのミルで挽いたコーヒーを入れて楽しんでみてはいかがでしょう。楽しいテント泊にもう一つの味付けをしてくれること間違いなしです。
まとめ
軽量化された最近の登山グッズのおかげで挑戦しやすくなった山小屋泊とテント泊。みなさんも是非挑戦してみてはいかがでしょうか。最初からテント泊を目指すのは、装備の購入費的にもスキル的にもハードルが高いかもしれませんが、小屋迫から徐々にステップアップしていけば、テント泊もそんなに難しいものではありません。みなさんも山泊をマスターして山を楽しみつくしませんか。
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