淡水魚と海水魚の違いって何?
魚には、川や湖に住む淡水魚と、海に住む海水魚があります。釣りも、川釣りと海釣りで釣果が違いますよね。水の種類によって、魚の特徴があるのでしょうか。食べた時の味にも違いがあるのか気になります。淡水魚と海水魚の違いについて調べてみました。
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淡水と海水の違い
淡水と海水の違いは塩分濃度です。塩分濃度の極めて低い川や湖の水が淡水、塩分濃度3%程度の海の水が海水です。川や海はつながっているのに、なぜ二種類の水が存在するのでしょうか。太古、地球上に海ができるときに塩酸が岩石を溶かすことで塩分が生じ、蒸発と降雨を繰り返すことで現在の塩辛い海水になりました。海水は温められて水分だけ蒸発すると雲になり、雨となって地上に降り注ぎます。地上に降り注ぐ水には塩分が含まれていないので、川の水は淡水なのです。海水は水分が蒸発して塩分が少し濃くなりますが、その分川の水が注ぎこんで薄まるので、塩分が一定に保たれています。川と海の境目、河口付近は、塩分が淡水よりも濃く、海水よりも薄い汽水域となります。
淡水魚の生態
濃さの違う液体が出会ったとき、自然界は濃さを一定にしようと働きかけます。生物の細胞膜は、水を通して、溶け込んでいる物質を通しません。なので、細胞内の体液と周りの液体の濃さが違うとき、液体の濃さを同じにするために、水が細胞膜を通って移動します。このときの圧力を浸透圧といいます。淡水は魚の体液よりも浸透圧が低いので、淡水魚は周りの水が体内にどんどん入ってくることになります。このままでは体液が薄くなってしまうため、薄い尿をたくさん排出して、体液の濃さを維持しようとします。塩分は食べ物やえらによって、周りの水から自力で取り込みます。もちろん水を飲むことはありません。人間がお風呂という淡水につかると、水がどんどん体内に入ってきて指先がふやけるのも同じ仕組みです。淡水魚の体には、水分を排出して塩分を取り込む機能が備わっているのです。
海水魚の生態
海水の浸透圧は体液よりも濃いので、海水にいる魚は体内の水分がどんどん外に出ていくことになります。ナメクジに塩をかけると体の水分が抜けてしまうのと同じ仕組みです。このままでは体液が濃くなってしまうので、海水魚は多くの海水を飲みます。尿として排出する水もできる限り減らし、体内の水分を保ちます。多くの海水を飲む分、塩分を排出する必要があるので、海水魚は塩分の濃い少量の尿と、えらからの塩分排出でバランスをとっています。
以上のように、淡水魚と海水魚はそれぞれの環境に応じた、塩分調整機能をもっているのです。ちなみにサケやウナギのように、川で生まれた後、海で生活し再び川に戻ってくる魚は、海水と淡水を行ったり来たりすることができます。これらの魚は、塩分調整を環境に応じて切り替えることができるのです。しかし、川から海へ、海から川へと環境が変わった瞬間に体内機能をいきなり変えることはできません。しばらく河口付近の汽水域で生活して、体を慣らしてから行います。
淡水魚と海水魚は共存できる?
海水魚を淡水に入れると、体内にどんどん入ってくる水分を排出することができません。淡水魚を海水に入れると、体からどんどん水分が抜けて体液が濃くなっても、塩分を排出することができません。それぞれの機能に合わない環境では、生きていくことができないのです。しかし、淡水魚と海水魚が共存できる環境があるのです。その水を「好適環境水」といいます。淡水魚と海水魚は、体液の浸透圧は同じです。浸透圧の違う環境での塩分調整の仕方が違うだけなので、浸透圧の同じ環境にいれば問題はありません。魚の体内と塩分濃度を合わせた水が好適環境水なのです。この好適環境水があれば、内陸の海水がない場所でも海水魚の養殖が可能になります。貴重な水産資源を守りたい人類にとって、場所を問わずに淡水魚も海水魚も育てられる好適環境水に期待が集まりそうです。
目的別!淡水魚と海水魚の比較
観賞用
淡水魚は、川が主な生息地となるため、独自の環境で生存し、固有種が多いのが特徴です。また、川の環境変化は海より大きいので、淡水魚はある環境変化に比較的強いと言えます。一方、海は全てつながっていて、環境変化も少なく安定した生態系が特徴です。固有種は少ないですが、種類は、淡水魚の比にならない程多様です。初心者は環境変化に強い淡水魚が飼育しやすくおすすめです。海水魚は種類が多く色も鮮やかで飼育の満足感がありますから、飼育に慣れた人におすすめです。食用
お刺身と言えばマグロなどの海水魚です。淡水魚はあまり生で食べることはありません。川魚は小魚やプランクトンだけでなく、コケや藻、虫なども食べるため、危険な寄生虫が多くいるため、火を通したり凍らせたりしてから食べられてきました。お刺身でおなじみのサーモンは、養殖のものが多いので安全に食べられています。北海道には「ルイベ」という凍らせたサーモンがあります。
まとめ
淡水魚と海水魚、環境に合わせた体の違いがあるということが分かりました。
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