気が進まない虫歯の治療・・・料金ってどのくらいかかるの？

なんだか歯に違和感がある・・・最近冷たいものや甘いものを食べると歯が痛む・・・こんな時、歯医者さんに行かなくては！と誰もが思うはずですが・・・実際にはなかなか足が向かないのが歯医者さんですよね。歯科医院は、通常の病院に比べてみてもなんだか敷居が高い・・・そう感じる人も多いのではないでしょうか。そんな、ちょっとハードルが高い歯医者さんについて、以前歯科医院に勤務していた経験から、虫歯の治療やその料金についてまとめてみました。

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虫歯の治療が気乗りしないそのワケとは？

明らかな違和感や痛みを感じていてもなかなか治療に気乗りがしない原因のひとつとして、治療に対しての「恐怖心」があるはずです。口の中の治療は実際見えていないだけに何をされているのかが分からないこと、耳で治療の音を聞くことによる恐怖心、そしてもちろん治療時に起こる痛み、が気乗りしない原因として考えられます。ですが、この治療による痛みとは、実際には虫歯の状態が相当にひどくなっているような時でなければそう心配するようなことではないんです。虫歯を放っておくことで徐々に悪化し、その状態での治療になると痛みを感じる場合が多いのが現実です。
また、なかなか足が向かない原因として、歯科医院での治療は料金が高い・・・という声もよく聞かれます。この治療の料金も、虫歯の状態や治療方法によっても変わってくるんです。

虫歯治療の方法とは？

虫歯の治療方法としては、虫歯の状態に合わせていくつかのパターンがあります。軽度の虫歯（しみたり痛んだりを感じない程度）の場合には、治療時間も１日で終了するような場合も多く、料金も２０００円〜３０００円程度ということもあります。これは、小さな虫歯の部分を削り、そこにプラスチックを補填することで進行を防ぎカバーする方法です。中度や重度の虫歯になると、歯の状態にもよりますが、神経の治療をしたり、歯にかぶせ物をしたり、状態が悪い場合には抜歯も考えられます。歯には神経が通っていて、歯が痛むということは虫歯が神経まで到達していることが予想されます。その場合には、その傷んだ神経を治療する必要があります。歯の上からかぶせ物をするような場合でも、まず最初に土台となる歯の神経自体の治療をおこなってから、ということになります。これが歯科医院での治療が長くかかるといわれる理由のひとつです。家作りでも同じですが、ぐらぐらの土台の上に建てた家は長持ちしませんし、丈夫なものでもありませんよね。この土台の治療は本当に大切です。これらの治療の内容によって、料金も変わってきます。

治療の料金のしくみとは？

歯科医院での治療でも保険は適用されます。これは、「誰でも平等に同じ費用で悪くなった歯を噛めるようにする」ことを目的としたもので、見た目を重視した審美歯科と呼ばれる治療には保険が適用されないケースも多いので、歯科医院に確認をすることは重要です。治療の料金は、内科や外科と同じように診療点数によって細かく決まっています。これは、治療の内容によって料金が決まるという分かりやすいしくみですが、歯科医院の場合はそこに「自由診療」と呼ばれるものを選択の中に入れることができます。この自由診療とは、全額自己負担の治療のことです。たとえば、歯の詰め物やかぶせ物をする場合に保険診療では銀を使うところですが、見た目が気になる・・・という場合には自由診療で白い詰め物やかぶせ物を選ぶことが可能です。最近の歯科医院ではこうした治療の説明もしっかりと行ってくれるはずですが、トラブルを避けるためにも事前にしっかりと確認をすることは治療に際してとっても大切なことです。

虫歯治療を始める前に必要なこととは？

歯医者さんでまず始めにレントゲンをとることになりますが、この料金は初診費用としては確かに少し高額に感じる場合もありますよね。ですが、このレントゲンは目では見えない神経の状態や骨の状態をチェックするうえでとても重要です。このレントゲンで虫歯の進行状態をチェックすることにより、治療方針が決まります。また、痛みが強くすぐにでも治療をスタートさせるような場合以外では、まず歯のお掃除をする歯科医院も多いと思います。これも、治療時間や料金のことを考えるとすぐにでも治療を始めてほしい・・・と思うところですが、実は重要なことなんです。お口の中には目には見えない細菌がいっぱいです。虫歯の治療をしたり、歯にかぶせ物をするようなときにはその細菌ごとフタをしてしまうことにもなりかねません。プロの手による歯のクリーニングは治療の前にぜひお願いしたいところです。

料金を安く抑えるために

虫歯治療の料金は、治療の内容によって変わってくることをお話ししました。軽度の虫歯より中度、中度より重度、と治療内容が複雑になるほど料金は加算されます。かぶせ物や詰め物をするような場合でも、患部が小さいものならば白いプラスチックを保険診療で使用する治療も可能になる場合もあります。治療の料金を安く抑えるためには、早い段階での治療や定期的な検診がもっとも効果があります。検診ならば、治療の痛みを感じるようなこともなく、また少ない金額でお口の中のさっぱりとした感覚を味わうこともでき、ぜひ習慣にしてほしいことのひとつです。

まとめ

歯科医院での定期健診は、実際に習慣にされている方も多く、その多くの方が治療というより「気持ちよさ」を感じに来院される方が多いです。虫歯の治療料金となるとけっこう痛い出費に感じますが、定期的な検診を美容や健康面のエステだととらえると「出費」だとは感じないものになるのではないでしょうか。検診は３カ月〜半年に１度でも十分です。ぜひお気に入りの歯科医院を見つけて１度経験してみてくださいね。