スーパーの駐車場で当て逃げされた！対応策はどうする？

スーパーで買い物を終えて駐車場に置いてある車に戻ってみると、さぁ大変!!ウチの車に傷が！これは当て逃げされたに違いない?!と気づいても、どうすればいいかは即座に思い浮かばないですよね。そこで今回は、スーパーの駐車場で当て逃げされた場合どうすればいいのかについて調べてみました。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スーパーの駐車場で当て逃げされた人の体験談

スーパーの駐車場で、当て逃げをさた人の体験談です。買い物中のほんの20分の間に当て逃げをされ、愛車のフロントの右側に亀裂が入り、エアロとフォグが外れて落ちた状態になっていて茫然自失。時間は夜であたりは真っ暗、屋外の駐車場だったので周囲に監視カメラらしきものは見当たらなかったとのことです。たぶん右隣に停めてあった車が左折しようとしてぶつけたのではと疑ってみたのですが、キズの付いている様子はありませんでした。

体験者さんは、すぐに警察と保険屋さんに電話をしました。その時立ち会ってくれた警察官に言われたのは「ここはスーパーの私有地となるので道路交通法が適用されません。ですから捜査して相手方を罰することができないため、警察としてはこれ以上の捜査や介入はできません。必要なら事故証明を発行しますが、この後の捜査ができないことをご容赦ください」これには、体験者さんもかなりの疑問を抱いたそうです。車は、かすり傷などというレベルではなく、レッカーが必要なほどです。傷の修理は安い出費ではすみそうもありませんし、保険を使うにも等級が下がること間違えないし…ここは、泣き寝入りするしか他ないのかと体験者さんは思ったのだそうです。

残念ながら当て逃げは泣き寝入りがほとんど

当て逃げは、なかなか犯人を見付けられないケースが多く、泣き寝入りをしてしまうことがほとんどです。でも、当て逃げされた側がしっかりとした対処をすれば、犯人を見付けられることもあります。日本では、１日に何千件という当て逃げが発生しています。しかもその７～８割が犯人を見付けられなくて泣き寝入りとなっています。

その理由としては、警察が当て逃げの捜査を積極的にしてくれないということが挙げられますが、当て逃げをされた側が「適切な対処をしなかった」とか「半ば当て逃げをあきらめて放置した」ということも大きく影響しています。ただ警察に「当て逃げをされたので調査してください」というだけでは、簡単に当て逃げをした犯人を見付けることはできまん。当て逃げをされた側も適切に対処していく必要があります。

スーパーの駐車場で当て逃げされたら防犯カメラを確認

まず、周りの人から情報を集めることからはじめます。ぶつけた瞬間を目撃した人がいなければ、はっきりと塗装がバンパーに残っていようが、ヘッドライトの壊れた欠片が地面に落ちていようが、怪我人が出ないかぎり警察は何もしてくれません。

目撃した人がいないのであれば、スーパーの駐車場に防犯カメラがあるかどうか確認をしてください。スーパー側からはカメラの映像を見せてはもらえないのが現状ですが、もしもお店が協力的でしたら録画データを提供してくれるかもしれません。

当て逃げした車のナンバーが分かり、ぶつかった瞬間を目撃した人がいれば、警察は動いてくれます。すぐに警察に連絡して現状を伝えるようにしましょう。そうでなくても、警察には必ず連絡をしてください。後になって当て逃げをした側が、警察に自分から出頭してくる場合もあります。でも、警察から何も連絡が無い場合は、残念なことですが、総て自費や保険で修理する他はありません。

証拠となるドライブレコーダーや防犯カメラ

現在では、ドライブレコーダー搭載の車が増えて来ています。ぶつけられた現場近くの車で、ドライブレコーダーで当て逃げの瞬間を録画していた車がいないか探すのも１つの方法です。また、スーパーの駐車場などに防犯カメラを設置しているところも増えいます。事情を説明して、防犯カメラの録画データを見せてもらうようにしましょう。

最近はマンションの駐車場であれば、ほとんどが当て逃げ対策のような監視カメラを設置しています。なお、マンションなどでは管理組合の承認がないと、個人情報の関係で防犯カメラの映像を開示してくれない場合もあります。

それから、カメラの映像は、画質が荒いことが多く、車のナンバーを正確に特定できないケースもありますが、車種やナンバーの一部、それに運転手の風貌など当て逃げした犯人をある程度まで推測できるレベルの映像でも充分に使えます。なお、カメラの映像の証拠能力について気になるかもしれませんが、それはあくまで警察での手続きを終えて裁判になった時の話です。大切なのは、損害賠償の請求をする側が「当て逃げの犯人で間違いない」と確信が持てるかどうかです。

駐車場で当て逃げされた場合は的確な対応を！

■まずは警察に電話を！

まずは、110番に電話して警察に交通事故の連絡をしましょう。警察は当て逃げでも、事故証明を作成してくれます。（ネット上では、駐車場での当て逃げは、警察は相手にしてくれないといわれているようですがそんなことはありません）

■駐車場の管理者へ連絡

駐車場内で起きた事故については、基本的に駐車場の管理者への責任は問えません。当て逃げなどの事故については、駐車場の管理者に責任はありませんし、当て逃げが発生した時に駐車場の管理者は対応する義務もありません。でも、駐車場内に設置した防犯カメラの映像が、当て逃げ犯を捕まえる証拠となる場合があります。当て逃げをした車がはっきりしていて車のナンバーまで映像に映っていれば、警察も捜査するのが楽になります。ですから、駐車場の管理者に協力してもらい証拠となる映像の提供が得られれば、当て逃げ犯の特定が可能になります。

■保険会社へ連絡

相手の分からない当て逃げは、車両保険のみでのあつかいとなります。車両保険のうち、当て逃げでも保険がおりるタイプに加入していなければ、残念ながら全額自腹となってしまいます。当て逃げでも保険金がおりる車両保険に加入している場合、必ず警察への届け出が必要となります。保険金の請求には、警察が発行する事故証明書が必須となるからです。自分の加入している保険が当て逃げでも使えるかどうか不明な場合は、この機会にチェックしてみてはいかがでしょう。

まとめ

スーパーの駐車場で当て逃げされた場合は、110番に電話して警察を呼ぶことも大事ですが、自分でも適切に対処していく必要もあることが分かりました。