20%の利益を上乗せする時の計算はどうすればいいの?
利益を出すとひとくちにいいますが、仕入れた原価に対する利益と売上げの金額に対する利益とでは金額に違いが出て来ます。20%の利益を上乗せして販売額を決めるという場合、利益は原価と売値のどちらに上乗せするという意味になるのでしょうか?そこで今回は、20%の利益を上乗せする時の計算はどのようにすればいいのかについて調べてみました。
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売上から仕入を引いた利益を「粗利」という
粗利とは、おおまかな利益のことをいい、売上から仕入(原価)を引いた金額のことです。粗利を求める計算式は、『売上-仕入(原価)=粗利』となります。正式には粗利は「売上総利益」と呼ばれ、「損益計算書」では一番最初に出てくる利益のことです。粗利という呼び方の他に、「粗利益」や「荒利」などがあります。
粗利について理解するために、はじめに知っておきたいのは「粗利はビジネスにおける大元の利益のことである」ということです。別の言い方をすると、粗利とは商品そのものが生み出す利益のことです。1つの商品当たりの粗利は「売上-仕入(原価)」で簡単に計算することができます。ビジネスというものは、この粗利をいかにして稼ぐかということになります。
粗利率の計算で利益が出ているかが分かる
粗利率とは、「粗利額」を売価で割ったパーセンテージのことです。商品を100円で仕入れ、150円で販売したなら『150(売価)-100(原価)=50(利益額)』という計算になり、仕入れた原価と売れた価格の差が利益になります。この利益のことを「粗利額」といいます。100円で仕入れた商品を150円で売るわけですから、差額の50円が「粗利額」であり「儲け」になります。この粗利額を売価で割ったパーセンテージが粗利率です。
粗利率と粗利額から単純に利益が出ているかどうかが分かります。企業には経費というものがありますが、粗利額を経費が上回るようなら利益が出ていないことになります。人件費や広告費や光熱費などの経費を計算し、売上高を予想して粗利率の設定を行います。
トヨタでも20%なの?!あなたの会社の粗利率は?
あなたの会社の粗利率は、どのくらいなのかご存じですか?業界や業種ごとに粗利率の違いを比較してみるのはとても面白いことだと思います。日本を代表する自動車産業で有名なあのトヨタですら粗利率は20数%程度です。100円ショップで上場しているキャンドゥは、意外なことに粗利率は34%です。でも、世の中には他にもっと優良でおどろきの会社があるものです。家庭用品でおなじみの花王はなんと粗利率は50%で、同社のコストダウン力と新製品の開発力は驚きの数字を生み出しています。なお国際的にも名の知れた会社のインテルは、粗利率が軽く50%を越ています。
販売価格は粗利益を乗せて算出する
単純に商品を仕入れて販売する業種の場合は、仕入れ原価に期待する粗利益を上乗せして販売価格を決定します。例えば、仕入れ原価が700円で期待粗利益率を30%とします。その場合の販売価格は700円÷(1-0.3)=1000円で、粗利益が300円となります。粗利益率は、『粗利益÷仕入れ原価』で算出できますから、300円÷1000円=30%となります。
次のような計算方法で、粗利益率から販売価格を決定するのは誤りです。700円×(1+0.3)=910円で、粗利益が210円。この場合には、『粗利益÷仕入れ原価』の計算が210円÷1000円=21%となり、期待粗利率の数字が30%とは違ったものになってしまいます。
20%の利益を乗せる場合の売価の計算法は?
ここで売価についての質問があるので考えてみたいと思います。
「原価100円で20%の利益を乗せるときの売価はいくらですか?120円と答えたら間違いだと言われ、正解は125円だと言われました。100円の20%は20円だからプラスすればいいと思うのですが、計算方法が間違っているのでしょうか?」
この質問の場合、20%の利益の意味が2通りに分かれます。利益は、仕入れ原価に対してなのか?それとも販売価格である売価に対してなのか?ということです。仕入れ原価に対する利益の計算なら、100円×20%=20円で20円を仕入れ原価100円に足して売価は120円となります。でも、売価に対しての利益だと計算が違ってきます。100円÷(1-0.2)=125円で、売価は125円です。利益が売価に対してかそれとも仕入れ原価に対してかで、25円÷125円=20%と20円÷120円=16.67%の違いが出ます。
まとめ
仕入れ原価100円に20%の利益を乗せて販売価格を計算する場合は、100円÷(1-0.2)=125円で、粗利益は25円になることが分かりました。