子宮頸がんの手術後から仕事復帰まで

この子宮頸がんという病気は女性なら誰でもなる可能性があります。最近では２０代から３０代の働き盛りの女性に増えている傾向にあるといいます。もし発症してしまい完治に至っても治療、手術後の仕事復帰はできるのか？いったいどんな治療や手術をし、仕事復帰までどれぐらいかかるのか？調べてみました。

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子宮頸がんって？その原因は？

子宮頸がん
子宮頸部と呼ばれる子宮の入り口部分から発生します。子宮の入り口の所で症状が出ることが多いので検査がしやすく見つけやすいがんです。また、早期に発見すれば治療がしやすいがんとも言えます。

子宮頸がんの原因
ヒトパピローマウイルス（HPV）というウイルスの感染が関連しているとされ、感染から２年以内に９０パーセントの人は自然治癒でウイルスをやっつけることができますが、残りの１０%の方が感染の長期化を招き、がんの一歩手前の異型細胞が増殖します。この事によって感染が継続し自然治癒ができない方が、子宮頸がんに進んでいくと言われています。

子宮頸がんの治療法

手術療法、化学療法、放射線療法、患者さんの歳、進行具合、合併症の有無によって治療方法を選択します。初期の段階では、子宮頸部の異常組織を取り除く手術が行われます。

子宮頸がんの手術法

円錐切除術
がん細胞のある子宮の入り口部分を円錐形に取り除きます。切除にはレーザーや高周波のメスを使います。２０分前後の手術時間になります。術後の出産、妊娠にはまず影響はないと言われていますが、多少の早産、流産のリスクはあるといわれています。

b>子宮の全摘出術
病巣が大きく円錐切除術で取りきれない場合は、子宮の全摘出手術になります。がんのステージの進行具合によりますが、浅ければ子宮のみを摘出する【単純子宮全摘出術】になり、ステージの進行が深ければ【広汎子宮摘出術】
という、子宮周辺の組織全体（卵巣、膣の一部、リンパ節）を摘出する手術になります。

光線力学的治療（PDT療法）
がん細胞だけをターゲットに光感受性物質と低出力レーザー照射を併用してがん細胞を叩きます。治療は比較的簡単ですが入院日数が２、３週間ほど必要になります。

手術後はどのくらいで仕事に復帰できる？

手術の種類によっても変わりますが、円錐切除手術の場合は約２週間ほどで仕事をするのは可能です。ですが、ややしばらく倦怠感のような状態が続く方は、ある程度治るまでお休みをされていた方が良さそうです。個人差もあると思いますが、１〜３ヶ月くらいは余裕を持って療養期間を設けましょう。

また、全摘出などの重度の手術をされた場合は、かなり体に負担がかかっていますので、それなりの療養期間が必要と思います。無理は禁物です。

まとめ

術後の職場復帰は慎重に身体と相談して無理をしない事が一番だと思います。