家族に断捨離をさせる方法はあるのか?上手な勧め方と注意点
2019/12/14
家の中には、自分だけでなく他の家族の荷物もたくさん増えてしまうものですよね。いくら自分の荷物を整理していても、家族の荷物が溢れかえっていては、いつまでたっても家の中が綺麗に整いません。でも、片付けをやろうとしない人間に断捨離をさせることなんてできるのか?と疑問が湧きますよね。そこで今回は、家族に断捨離をさせる方法についてまとめてみました。
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まずは断捨離脳にスイッチオン!
今でこそ断捨離とは聞きなれた言葉になりましたが、そもそも「断捨離」ってどんな由来があるのかご存じですか?その由来は、実はヨガからきているんですよ。ヨガでは「断捨離」とは「もったいない」という固定観念で物事に執着している心をヨガの行法で改心させること。
「断行(だんぎょう)」の「断」は入ってくるいらないものを断つという意味があります。そして「捨行(しゃぎょう)」の「捨」は家にあるずっといらないものを捨てるという意味。「離行(りぎょう)」の「離」は物への執着から離れるという意味です。そして、断捨離は基本的に相手に求めてはいけないこととなっています。
そもそもヨガ自体、自分の内面と向き合うものなので、断捨離も自分に向けた行為ということになりますね。そのため、単なる片付けとは違うんです。それなのに、間違った認識が広まり、家族の物を勝手に断捨離してしまい実際大変なトラブルになっているというケースが多発しているんですよ。
恐らくそれは、断捨離の本が多く出版されるようになったり、流行語になったりもしたので、どんどん上辺の情報だけが走り回ってしまっているのでしょう。そうはいっても、家族が荷物を片付けてくれないと始まりませんよね。じゃあ、相手に断捨離をさせるには一体どうしたらいいのでしょうか?まずは、片付けをしたがらない相手の脳を、「断捨離脳」に切り替えることから始まります。ピンとこないかと思いますので、次から順を追ってお伝えしていきますね。
断捨離のメリットを伝える
相手を断捨離脳にするためには、相手の脳の状態を知ることが大切です。相手はなぜ片付けをしたがらないのでしょうか?面倒だから?大変そうというイメージを強く持っているから?物への執着心が強いから?相手がどんな風に「断捨離」や「片付け」に対してイメージや考えを持っているのかを聞いてみると良いですね。
そして、相手からその理由を聞き出せたなら、そのマイナスに捉えている事柄をプラスの言葉で上書きしていきます。このとき、マイナスの言葉とプラスの言葉を同時に言わないようにしてください。なぜなら、良い事と悪い事を同時にインプットしてダブルバインドをかけてしまうと、心の中では葛藤が生まれます。
そして、結局どっちが良いのか結論を出せず、それなら現状維持でいいか!となってしまうのです。そのため、相手のイメージを変えるためには、プラスの言葉を使って断捨離のイメージを変えること。難しいと感じる場合は、会話の中に断捨離や片付けに関するキーワードを入れていくといいですよ。例えばこんな感じです。
自分 「今年の流行語って何になるんだろうね?そういえば〇〇とか△△とか“断捨離”とかあったよね。」
相手 「そうだね~そんなのもあったね!」
自分 「気になるから早く知りたいなぁ!結果がわかれば“すごくスッキリするよね!”」
相手 「そんなに知りたいの?(笑)でも、確かに“スッキリ”するね。」
ここでのもう一つのポイントは、キーワードを最後に持ってくるということです。人は最後の言葉を強く覚えるので、言葉の最後に入れると相手の記憶にも残りやすくなります。相手がそのキーワードを反復しようものなら、相手の心に響いているということですから心の中でガッツポーズしちゃってください!メールでもOKなので、ぜひ気長に少しずつ、相手の断捨離脳のスイッチを刺激していってくださいね。
断捨離後の生活を連想させる
断捨離脳を刺激出来たら、完全にONにするまでもう少しです。断捨離後のメリットいっぱいの生活を相手に連想させるように、具体的な言葉や視覚を使っていきましょう。今は、ネット上に断捨離後のビフォーアフターの写真がたくさん載っているので、一緒にそれを見て感動するというのは相手の反応がはっきり出るので、今後の対応の参考にもなるでしょう。イマイチ感動が少ない場合は、まだ悪いイメージが強い可能性があります。
逆に感心するとか羨望のまなざしを向けているようなら、スイッチは半分押されていると思ってもいいでしょう。相手好みのインテリア雑誌を用意してみるのもいいですね。そして、「リビングの荷物を少し整理したら、このソファ置けるね!
そしたら、お酒飲みながら、前に見たいって言っていた□□の映画を見るなんてどう?」と、具体的な例を出して相手にもその情景を想像してもらいましょう。「〇〇のスペースが空いたら、あなたのコレクションをもっとかっこよく飾れるよね!」という感じでもいいですね。相手が具体的な情景をイメージすることができれば、頭の中で片付けようという気持ちがどんどん育っていきますよ。実現可能な夢を与えましょう。
断捨離は二人三脚の方法で
片付けができない人は、何から始めればいいのかわからなかったりもします。そのため、片付けを手伝ってもらうというのも、相手の断捨離脳を刺激するには良い方法ですよ。始めるには、引き出し一つとか、本棚の一部分など狭いスペースから始めると、相手も抵抗なく片付けに入ることができます。
相手が片付けを苦手とする場合は、まずは相手のできることで手伝いをしてもらいましょう。引き出しの中身を全部出してもらうとか、引き出しの中を拭いてもらうといった具合です。相手も快く引き受けてくれるような言い方をするように気を付けつつ、相手にもしっかりと片付けに協力してもらうという形をとります。
そして、必要ない物、必要な物を二人で話しながら決めていきましょう。もし、まだ使えるのに捨てるのはもったいない、なんて言いだしたら、一旦保留にします。決定は保留にしつつも、条件を付けます。例えば、今後1か月全く使わなかったら処分する、とかリサイクルに出すなどです。あくまでも一方的な言い分を押し付けないよう、二人の意見の中間地点に持っていくことがトラブルを防ぐためにも大切ですよ。
こうして、相手にも手伝ってもらう機会を増やしていき、片付けを相手の生活の習慣の一つにすることが目標です。人が何かを習慣化するには21日間継続することが必要と言われています。ですが、正直自分でそれなりに強い意志がないとなかなか習慣化することって難しいんです。だから、相手にも片付けをしてもらいたいと思うのなら、日々どんなに小さなことでもいいから片付けに携わるということが大事になってきます。
でも、今までやらなかったことを毎日やるなんて、相手は面倒になったりストレスに感じる日が必ずやってきます。その時には、ごくごく簡単なことでいいので手を貸してもらうようにして、うまく強弱をつけて片付けをしてもらうようにすると、習慣化しやすくなりますよ。こちら側も少々骨が折れる時もありますが、今後も物に溢れてごちゃごちゃした埃っぽい生活が続くのか…と考えると、21日間くらいなら頑張れますよね。
片づけさせる方法はこれで完璧!
物に溢れた生活をしていた人が、急に物がない生活を始めると、多大なストレスと不安を感じてまた元の物に溢れた生活に戻そうと物を増やし始めます。これは、その人の意志が弱いのではなく人間の本能がさせている行為なので、決してその人が悪いわけではないんです。
人間にはもともと、「命を守る」という本能がありますね。今、何も問題なく生きていられているということは、今の状態を維持していれば命は守られると考えるわけです。そのため、少しでも現状と違うことが起きたら、命の危険を感じて元の状態に戻ろうと全力で行動します。これは人間の恒常性機能というものです。
片づけられない人には、片づけられないそれなりの理由があるわけです。そして、片付けを始めたとしても覚悟がなければ、捨てるという決断さえ下せなくなります。これも心の問題がある場合もありますが、恒常性機能が働いていたりもするのです。心の病なら専門の対処法が必要ですが、恒常性機能による断捨離拒否ならば心配はいりません。
例えば、急激なダイエットをした時、リバウンドが大きくなるのも恒常性の働きによるものなのです。このように、恒常性機能は急激な変化を嫌うので、少しずつ物を捨てていって、少しずつ環境を変化させていけば全く問題ないですよ。相手に断捨離をさせたい場合は、極端に言えばペン1本やいらないDMなどから捨てさせると上手くいきやすいです。
まとめ
断捨離を人にさせたことは今までありませんが、勝手に自分の荷物を親に断捨離されたことは多々あります。その時のショックと悲しみは計り知れません。なので、私は他人の荷物は、たとえ大きな穴が開いた靴下であろうと書けなくなったペンであろうと、相手の物なら必ず一声かけてから捨てるようにしています。
どんな状態のものであれ、相手の物は相手の物なんです。そこの線引きができていない人が断捨離を勝手にやってしまうから、トラブルになってしまうんだよねー…と身をもって体験している私なのでした。みなさんも、他人の荷物を捨てたい時は、必ず一声かけてからにした方絶対にいいですよ!その方が、物がなくなっていることに相手が気づいたとき、トラブルにもならないし傷つかずに済みますので!