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海外の猫とは一味違う!種類が豊富な日本の猫について解説!

      2019/11/22

海外の猫とは一味違う!種類が豊富な日本の猫について解説!

日本のいたるところに、たくさんの猫たちが住んでいますよね。家の中で飼われている猫や外で野良猫として生きている猫。柄もたくさんの種類があって、とっても個性的!猫は、私たちの生活にはとても身近な動物ですが、はたして日本にいる猫にはどれだけの種類があるのでしょう?そこで、今回は日本にいる猫の特徴や種類についてまとめてみました。

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よくわかる!日本の猫の昔話

日本猫と言われても、ピンとこない方もいるかもしれません。それもそのはず、日本猫というのは日本に住む猫の総称を指し、正式な種類として認定されているものではないのです。日本の猫で唯一認定されている種類は「ジャパニーズ・ボブテイル」という尻尾が短い猫のみとなります。この猫は招き猫のモデルとなった猫ですが、実は認定に一役買ったのは日本猫に魅了されたアメリカ人女性でした。

では、なぜ日本猫という種類が認定されていないのでしょうか?もともと猫が日本に来たのは中国から輸入されたのがきっかけだという説もありますが、日本での猫の誕生については明確な記録が残っていません。紀元前から存在していたという可能性も伝えられていますが、はっきりと猫に関しての記録が残っているものでは、889年(昌泰2年) 宇多天皇が実際に飼っていた黒猫の飼育日誌を記したものが一番古い資料となります。昔は貴重な愛玩動物として、また鼠害防止の動物として馬の5倍の値で取引されることもありました。

その後、ネズミを駆除するために紐でつながれて飼われていた猫は、やがて1602年(慶長7年) 猫の綱を外した鼠害駆除をするよう高札が出されたことで、自由に行動するようになったのです。やがて、第二次世界大戦後は海外からいろいろな種類の猫が持ち込まれるようになりました。海外と違って、日本では猫の血統にこだわりを持っていなかったため、海外からの持ち込みによってどんどん外来種との交配が進んでしまったのです。

その結果、現在では純血種は絶滅寸前といわれるまでに減ってしまいました。純血な日本猫の絶滅を危惧した平岩米吉は、1971年(昭和46年) に「日本猫保存会」という会を発足し、日本猫の保存運動が始まりました。このような経緯があるために、私たちの身近にいる猫は海外の猫と違って色とりどりの種類が生まれたのですね。あなたの飼っている猫も、遠い祖先は外国の猫かもしれませんよ。

日本の猫を定める定義はコレ!

日本猫保存会が定めている日本猫の定義というものがあります。あなたの周りにいる猫ははたして当てはまるでしょうか?チェックしてみると楽しいですよ♪

・体型 …中型で雄雌の表示がはっきりしている
・被毛 …柔らかな短毛
・頬 …丸みを持っていて張っている、いわゆる丸顔
・額 …広い
・口吻 …短くて突き出ていない
・鼻 …鼻筋が通っていてやや広い、ストップはゆるやか
・耳 …鼻筋が通っていて、多少丸みがある
・目 …丸く、目尻が少し上がる、目の色は自由
・四肢 …しっかりしていて太い、趾(あしゆび)は丸型
・尾 …長い(頭胴の約1/2以上)、短い(頭胴の約1/5以下)、中くらい(長短の中間のもの)の3形に分ける
・毛色 …単色(①白、②黒)と斑(③赤斑、④黒斑、⑤三毛)と縞(⑥虎、⑦雉、⑧雲形(タビー型))の8種に分ける
・鳴き声 …済んだ優美な声
・性格 …活発で、かつ従順

単色猫の種類と定義

単色(ソリッドカラー)の猫について、日本猫保存会の定義とともにもう少し詳しく見ていきましょう。現在確認され、単色と認められている毛色は次の4色です。

・白 …定義:全身がムラのない真っ白で目の色は青、金、オッドアイ。白猫はその姿が高潔にみえることから幸運を呼ぶとも言われていますね。

・黒 …定義:全身がムラのない黒で目は金色。黒猫は不吉とも言われていますが、黒い招き猫は魔除けや厄除けの意味がありますよね!真っ黒な猫はカラスネコという呼ばれ方もあります。白色の遺伝子はとても強力なため、たまに黒猫でも一部に白い毛(エンジェルカラー)が混じっている猫もいますね。

・灰 …定義:全身がムラのない灰色で目は金色。日本の猫が持つ灰色は、海外の灰色の猫とは色味が全く違いますよね。日本の猫では海外の猫のようなブルーグレーが単色で生まれるのは遺伝子的に難しいようです。

・赤 …定義:全身が深く澄んだオレンジ色で目は金色。実際には単色の場合、オレンジ味の強い茶色といった感じですね。

混色猫の種類と定義

複数の毛色を持つ猫にもたくさんの組み合わせがあります。配色の割合も定義されていますので、そのあたりを踏まえて模様を見ていくとなかなか面白いですよ。

・二色(バイカラー) …黒×白、赤×白、灰×白、縞×白の4パターンで、白の地色に特定の色が身体の上側で目は金色。白い地色は全体の1/4以上が好ましい。色の入り方はさまざまあり、人気なのは顔に八の字を書いたように色が分かれて入っているハチワレですね。このハチワレ猫は、海外では「タキシードキャット」というかっこいい呼び名があるんですよ。

・斑色(バンバイカラー) …黒×白、赤×白、灰×白、縞×白の4パターンで、白の地色に特定の色で耳の周辺や尾が色付けされている。斑の個数は2~3が好ましく、目の色は金色。面白い模様だと、口元だけに黒い模様があってまるで口ひげの生えた紳士のような模様の口ひげ猫や、八の字眉毛のような模様が入った八の字眉毛猫、かつらをかぶっているように見えるかつら猫などがいますね!

・三毛(キャリコ)色 …三毛(キャリコ)は白地に縞のない赤・黒の斑が分布されていて目は金色。トビ三毛(バンキャリコ)はほとんど白の地色に赤・黒の斑が耳の周辺、尾に色分けされていて目は金・青・オッドアイ。縞三毛(キャリコタビー)は白の地色に縞模様のある黒・赤の斑が入り目は金色。サビ(トーティーシェル)はパーティーカラーとも呼ばれます。全体的な色調は鉄錆色、黒の地色に赤・クリームがまだらに分布されていて目の色は金。サビ=錆の意味だが、海外ではトーティーシェル(べっ甲)という素敵な由来の呼び方があるんですよ。
混色の猫は、本当にいろいろな模様の猫がいて面白いですよね!さび模様は、三毛猫の突然変異種と言われていて、雄が少ない三毛猫同様、雄のサビもとっても珍しいんです!

縞模様の猫の種類と定義

縞(タビー)模様の猫はとにかく人気が高いですよね!CMやドラマ、映画などでも縞模様の猫は引っ張りだこです。もちろん、縞模様にも日本猫としての定義がありますので、確認してみましょう。

・サバトラ …模様はマッカレル・タビー。全体に黒の鯖(マッカレル)のような色調で地色はブルーグレイ、模様は黒、目は金色。

・キジトラ …模様はマッカレル・タビー。全体に雉のメスのような色調で地色は赤茶色、模様は黒または黒褐色、目は金色。日本猫を含む家猫のルーツともいわれている猫。

・赤トラ …模様はマッカレル・タビー。全体に赤の濃淡により形成される縞模様で、淡いオレンジ色の地色に濃いオレンジ色の縞模様、目は金色。いわゆる茶トラですね。

・雲形 …模様はクラシック・タビー。ブラウンとレッドに分けられる、目は金色。
アメリカンショートヘアーのように、わき腹にあるターゲットマークと呼ばれる丸い模様のことを雲形と呼びます。アメショで雲形の模様が有名になって定着してしまったので、日本猫の雲形模様の存在感が薄くなってしまったのですが、日本猫にも歴として存在するのです。

日本猫を飼いたいときの入手方法

先にも述べた通り、日本猫とは日本中のどこにでも生息しています。そのため、特別な入手ルートというものが存在しません。しかし、日本猫を飼いたいと思ったら、以下の方法で迎え入れることができます。

・保護猫譲渡会で譲ってもらう
・日本猫を飼っている人から、子猫が生まれたときに譲ってもらう
・保健所から引き取る
・野良猫を保護する
・保護猫カフェから里親になる
・ネットの里親募集サイトから譲ってもらう
・その他の掲示板やSNS、保護団体、動物病院などで里親募集しているところから譲ってもらう

基本的に、日本猫を引き取るときはお金で買うということはまずありません。純血種の日本猫だとしたら話は別ですが、もしそのような人がいたら疑った方が良いでしょう。昔の日本では高額な値で取引されていた日本猫が、今では毎日日本中で殺処分されていますよね。

日本は、先進国の中でも動物愛護に関しては最下位と言えるほど対応が遅れています。年間の猫の殺処分数は、ここ10年間でみれば1/3に減ったとはいえ、それでも毎年約10万匹が殺されています。その猫の大半はいわゆる日本猫です。そして、ペットショップに猫が並ぶまでに実は年間で犬猫合わせて約2000匹が命を落としています。

これは、自己申告による数字の合計なので、実際はもっとたくさんのか弱き命が無残な死を遂げています。その原因は、悪質ブリーダーによる無謀な繁殖によるものや、オークション会場やペットショップへの移送中などの過酷な環境によるものが大半です。中には、先天性の病気によるものやペットショップで命を落とす子もいます。店頭での購入をやめない限り、この数は減ることはありません。

日本中には、生活に困っている猫がたくさんいるのですから、煌びやかでたくさんの付加価値を付けられた高額な猫ではなく、まずは自分の身近な猫に目を向けてみるということをしてもよいのではないでしょうか。

まとめ

猫の模様は、好みがとても分かれますよね。やはり一番人気は茶トラです。そして一番人気がないのがサビ模様です。それが理由かはわからないですが、サビ猫が好きな人は、猫好きの中でも相当な、かなりの、超猫好きだと言われています。かく言う私は、実は大のサビ好き。もちろん家にも一目惚れしたサビ猫を譲渡会で譲ってもらいました!

まぁ確かに、それなりに猫好きではありますが、どのくらいのレベルかなんて実際は測りようがないですからね。その他にも現在は、保護して里親募集中の子猫も含め日本猫がたくさんいて、かなりにぎやかな毎日です。そういえば以前、占い師さんに、私は猫そのものだと言われたことがあります。おそらく性格がということなのでしょうが…にしても、私の猫好きも周りにやたらと猫が集まるのも、お互い何か通じるものがあるからなのでしょうかね…。もし、猫を飼いたい!と思ったら、病気もしにくい健康で丈夫な日本猫はオススメです!そして、一匹でも多くの殺処分されてしまう猫を減らしましょう!!

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